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2022年12月15日(木)
- 葬儀のお花について
生花祭壇の特徴や注意点 弊社のデザイン例もご紹介します
生花祭壇の特徴や注意点 弊社のデザイン例もご紹介します
生花祭壇とは、生花によって彩られた祭壇のことです。これまでの葬儀では白木祭壇が主流でしたが、生花祭壇は宗教を問わず、故人や遺族の思いを反映しやすいことから支持を集めています。
前身が花屋である弊社「とむらび」も生花祭壇を最大の売りとしており、他社に負けない技術と価格をご提供しております。
今回は、生花祭壇の特徴や注意点を解説しつつ、弊社のデザイン例もご紹介したいと思います。
生花祭壇とは
生花祭壇とは、生花によって彩られた祭壇のことで、宗教性が薄く、故人や遺族の思い・希望を反映しやすいという特徴を持っています。
用いられる花の種類についても、菊や百合といった白を基調とした葬儀定番の品種だけでなく、色鮮やかな洋花も扱われます。
これまでの葬儀では白木祭壇を用いるのが主流でしたが、1990年代ころから生花祭壇が普及し始めたといわれています。近年では、生花祭壇を用いる葬儀のほうが一般的となってきました。
ある葬儀社の調査では、回答者の半数以上が生花祭壇を支持しているという結果もでています。
参考:https://www.life-ending.biz/_ct/17262675
なお、祭壇の宗教ごとの種類や特徴については「葬儀での祭壇の種類と意味 生花祭壇が広まる背景とは」で詳しく解説しています。
生花祭壇の特徴
生花祭壇の特徴、また生花祭壇を選んだ際の葬儀の特徴について解説していきます。
宗教を問わない
生花祭壇の特徴として、宗教を問わない祭壇であることが挙げられます。そのため、生花祭壇は宗旨・宗派を問わず、どなたでも選ぶことができます。
かつて主流だった白木祭壇は、仏教をベースとしつつ、神道の流れを汲んでいるといわれており、特定の宗教色がある祭壇です。
現在の日本は無宗教の意識をもつ方が多く、NHKが2018年に実施した宗教に関する世論調査では、6割以上の人が「信仰宗教なし」と回答しています。
参考:「日本人の宗教的意識や行動はどう変わったか」https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20190401_7.pdf
そのため、厳粛さを感じさせる白木祭壇よりも、暖かみや華やかさを感じさせる生花祭壇に支持が集まっていると思われます。
デザイン性の高さ
生花祭壇は葬儀社が一から制作するため、デザインについても選択肢が広く、故人や遺族の思いを反映させることができます。
多くの葬儀社が生花祭壇のカタログを用意していますので、様々なテンプレートからデザインをお選びいただけます。
また、オーダーメイドで花の種類や色合い、テーマを一から作成することもできます。例えば、故人の趣味や仕事などをテーマとして、オリジナルデザインの祭壇を作成することも一般的となっています。
対して、白木祭壇は斎場に備え付けられているものを利用する場合も多いため、基本的にデザインを選ぶことはできません。故人らしさを演出できるのは、生花祭壇ならではといえるでしょう。
家族葬との相性の良さ
生花祭壇は家族葬との相性が良いのも特徴です。その自由度の高さから小型の祭壇でも華やかに演出しやすく、家族葬のような小規模の葬儀でもこじんまりとした印象を与えにくくなります。
株式会社鎌倉新書「第5回お葬式に関する全国調査(2022年)」によれば、葬儀の形態で最も多いのはすでに家族葬になっています。家族葬の普及と生花祭壇の普及は密接に関わっているといえそうです。
参考:https://www.e-sogi.com/guide/46028/
生花祭壇を選ぶ際の注意点
生花祭壇はまだ一般に広まってからの歴史が浅く、意外と知られていない注意点があります。
作り手によってクオリティが左右される
生花祭壇を制作するには様々な専門技術が必要となるため、作り手によって仕上がりに大きな差が出ます。
一般の方は、祭壇を見比べられるほど葬儀に参列することはないため気づきにくいですが、実は生花装飾の技術には検定資格などもあり、制作者のあいだにも腕前の差があるのです。
「花に関する知識がない」「スキル・経験に劣る」といったスタッフしかいない業者に依頼すると、想像を下回る祭壇になる恐れもあります。
なお、葬儀にまつわる花屋の技術については「葬儀で花屋は選べない? 町のお店ではダメな理由と花の頼み方」でも解説しています。
費用面に注意
生花祭壇の費用は、手間をかけた分だけ高額になっていきます。とくにオリジナルデザインの祭壇でこだわっていくと、自由度が高い分キリがありません
たくさんの生花を用意すればそれだけ費用もかかりますし、オリジナルで複雑なデザインの祭壇とすれば、それだけ人件費も必要となります。デザインによっては、祭壇だけで数十万円以上の費用が必要となる場合もあります。
ただ逆に言えば、簡素な祭壇に仕上げて、費用を抑えることもできます。生花祭壇をご希望の際は、事前に葬儀社との打ち合わせを重ねておきましょう。
生花祭壇に用いた花はどうなるか
生花祭壇を選ばれる方からは「祭壇のお花は、葬儀後どうするのか」とお問い合わせいただくことがあります。ここでは、生花祭壇の花はどうなるのかについて、解説していきます。
※葬儀社によっても対応は異なります
別れ花または献花として棺に入れる
生花祭壇の花は、別れ花として活用するのが一般的です。別れ花とは、出棺前に故人の周りに花をお供えしていく儀式のこと。親族や親しい友人が一輪ずつお供えしていく、最後のお別れの儀式です。
また、キリスト教または無宗教葬では、献花としてお供えすることもあります。献花は仏式の葬儀でいうところのお焼香の代わりで、生花を一輪ずつ棺のなかにお供えします。
生花祭壇の花は持ち帰れるか
生花祭壇に用いた花を持ち帰ることは可能です。現場に花の扱いに慣れたスタッフがいれば、簡単な花束にまとめて持ち帰ることもできるでしょう。
ただ、日本には古来より「穢れ思想」があり、葬儀のあとに「お清めの塩」を振りかけるという風習も現存しています。
※お清めの塩や穢れ思想については「お清めの塩の意味と正しい使い方 近年減った理由とは?」で詳しく解説しています。
そのため、祭壇に用いた花を持ち帰ることに抵抗感を覚える方もいるため、基本的に参列者には配らず、親族の希望者のあいだで持ち帰るのが一般的です。
とむらびの生花祭壇のデザイン例
前身が花屋である弊社「とむらび」では、花祭壇も自社で施工しています。ここでは、実際に施工したデザイン例の一部をご紹介します。
ゴルフ場をモチーフにした祭壇
ゴルフ場をモチーフにした祭壇です。故人様の趣味がゴルフと伺い、最後のラウンドをご提案しました。
温泉をモチーフにした祭壇
温泉をモチーフにした祭壇です。最後の温泉で体を癒していただき、旅路の準備としてご提案しました。
桜とピンク色をモチーフにした祭壇
桜とピンク色をモチーフにした祭壇です。故人様の好きな桜をテーマに、ピンク色で彩りました。
生花祭壇なら「とむらび」へ
一般的に生花祭壇の制作は、葬儀社が提携している花屋へ委託されます。そのため、祭壇の制作に中間マージンが発生してしまい、生花祭壇の費用は高額になりがちです。
しかし、前身が花屋である弊社「とむらび」は、花の仕入れから祭壇の制作まで一貫して自社で行うため、余計な中間マージンが発生せず、他社よりも安価に生花祭壇を制作できます。
「こだわりの祭壇で故人を見送りたい」「できるだけ安価で高品質の花祭壇がいい」という方は、ぜひ「とむらび」へご相談ください。